赤ちゃんが生まれて1歳になるまでいろいろな行事がありますが、お「七夜(おしちや)」ってあまり聴き馴染みがないですよね。そんな「お七夜」について、どんなことをしたら良いのか、そもそもやるべきなのか徹底的に調査してみました。ぜひ参考にしてみて下さい!
お七夜とは
赤ちゃんが生まれて7日目の夜のことをお七夜と呼び、お七夜の日に考えておいた名前を子供に命名し、子供の健やかな成長を願って行うお祝いのこと。(子供に名前を命名しお披露目することを命名式と呼ぶ)
*生まれた日を1日目として数える。
なぜ7日目なの
昔は生まれてすぐ命を落とす子も多く、7日目を節目としてこの日に名前をつけてお祝いしたのが由来です。
命名書の書き方
命名書には「正式」なものと「略式」の2つの形式があります。正式な命名書には決まった書き方や作り方があり、略式はシンプルなものからデザイン的なものまでたくさんの種類から選ぶことができます。
我が家の命名書は、普通の白い色紙(しきし)に「命名」・赤ちゃんの名前・生年月日を筆ペンで書いたシンプルなものを旦那さんが準備してくれていました!!今思えば略式ですね…。当時は全く知識がなく完全に旦那さんのオリジナルだと思い「粋なことをしてくれるやん」なんて思っていました:(;゙゚’ω゚’):
正式な命名書
業者や神社に依頼する方がほとんどですが、子どものために自分で用意したい!!という方はこちらを参考にしてみて下さい✨
まず奉書紙という厚手の和紙を2枚と、筆または筆ペンを準備します(奉書紙は名前を書くときの命名紙とそれを包むための紙の2枚必要)。
<書き方>
❶奉書紙を上下二つ折りにして輪を下にし、さらに左右を三つ折りにする
❷内側の右中央に「命名」と書く
❷中央の真ん中に大きく子どもの名前、右肩に父親の名前と続柄、左に生年月日を書く
❸左部分に命名した日付、名付け親あるいは両親の名前を書く
<包み方>
書き終わった命名書は、用意しておいたもう一つの奉書紙で包みます
①奉書紙のざらついた部分を上に向けて縦置きにする
②三つ折りにした命名書を奉書紙の中央に置き、左右の順に折る
③次に命名書に合わせて上下を反対側へ折る
④表の中央部分に「命名」と書く
<飾る場所>
三宝(月見団子をのせる台)に乗せて神棚や床の間に飾る。神棚や床の間がない時は、赤ちゃんの枕元に近い所か部屋の1番目立つ所に飾る。
<いつまで飾るの>
特に決まりないようですが、大体「床上げ」のタイミングやお宮参りまで飾る家庭が多い。命名書はへその緒と一緒に保管しておくのがしきたり。
略式の命名書
<書き方>
基本的に赤ちゃんの名前・生年月日さえ書いてあればOK!!パパ、ママの名前を入れることも多い。シンプルなものからデザイン性のあるオシャレなものまで色々な種類があります♪
<飾る場所>
神棚や床の間、赤ちゃんの枕元など。略式の場合、棚の上やテーブ上などインテリアのように飾る家庭も多いです。
<いつまで飾るの>
特に決まったルールはなく、インテリアとして1〜2年以上飾っている人が多いようです。ずっと飾っていても問題なし◎
お七夜の料理はどんなものを準備するの
伝統的な習慣としては、命名式が終わった後に皆んなで「祝い膳」を食べます。
祝い膳とは
「和食」が基本で、お赤飯や尾頭付きの鯛、お刺身や天ぷら、煮物、お吸い物など伝統的な会席料理
祝い膳って必要なの?
昔から伝わる伝統行事なので大切にしたい気持ちもありますが、現実的に退院間もない時期に親族を呼んでお祝い会をするというのは、母親にとって大きな負担となります。無理してやる必要はないというのが、現代の考え方のようです!!!我が家も実家の母がお寿司を注文してくれて、身内だけで超簡単なお披露目会をした程度です。
おすすめ!お七夜のお祝いのやり方
最近『お祝い膳』を出してくれる産婦人科って多いですよね!最初から夫婦の分を準備してくれる産婦人科や、注文すれば追加で準備してくれるところもあるみたいです。そんなお祝い膳をお七夜のお祝いとして、夫婦で赤ちゃんの誕生をお祝いするのも良いかと思います♪
母方、父方の両親と皆んなでお祝いしたい!という方や、既にすることが決まっている方もいるかと思います。そんな方は、料理は母親に作ってもらったりお祝い膳やお寿司などを注文して負担にならないよう楽しくお祝いするのが1番です✨
子供の記録にもなるので、足形や手形など取ったり写真をたくさん撮ることをおすすめします♡
まとめ
伝統的なお七夜のお祝い行事をする人もいれば、それぞれの家庭に合ったお七夜のお祝いをする人など正解はありません。大事なのは生まれてきた赤ちゃんを祝福し健やかな成長を願うことです。そのために母親が無理をすることなく、赤ちゃんの記録に残る素敵な日になることを願っています✨
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