前回は風邪の症状別に、どんな栄養を摂ったら良いのか書いてみました。その記事の中にもあった『発熱』についてですが、今回は熱が出た時にどんなご飯を食べたら良いのか、献立のポイントなど詳しく書いていこうと思います。
熱が出ると食欲も落ち、食べれる物も少なくなってきます。そんな時にどんな物を食べたら体に良いのか分かっていたら安心ですよね!
風邪をひくと熱が出るのはなぜ
人間の体温は大体36℃〜37℃で保たれていますが、ウイルスや細菌などの感染により風邪をひくと、体がウイルスをやつけようとして高熱が出ます。
発熱とは何度以上をいうの?
感染症法によると、37、5℃以上を「発熱」、38.0℃以上を「高熱」としているようです。
身体は生きていくために、酵素の作用によって新陳代謝を絶えず行っています。この酵素が働くのに最適な温度が37℃前後なんです!
発熱した時に気をつけること
発熱するということは身体がウイルスと戦っている状態なので、薬を使って無理に熱を下げず、熱によって自然にウイルスを死滅させた方が良いとも言われています。
この時に注意すべきなのが、発熱は水分とエネルギーを消費し体力を消耗させるということ。そのため、食事でしっかり栄養を摂る必要があります!
食欲がない場合は1日くらいなら無理して食べなくても大丈夫です。ただし何も食べれなかった次の日は、おかゆややわらかいご飯から食べ始めるようにしましょう。
突然高熱が出たり長時間続くような時は、早めの対処が必要になる場合もあるので早めに病院を受診しましょう。
発熱した時の食事のポイント
食事でしっかり水分とエネルギーを補給することが大事です!のどごしが良く、消化しやすい料理を食べましょう。
発熱した時におすすめの『主食』
ごはんは消化が良く、消費したエネルギーを効率良く補給することができるのでおすすめです。胃腸の調子が悪い時は、おかゆにして食べると良いです。
発熱した時におすすめの『主菜』
たんぱく質も発熱によって消耗しますが、普段しっかり食べている場合は、無理をせず2〜3日程度なら食べなくても大丈夫です。
▫️肉や魚は食欲の有無によって食べやすいメニューを食べるようにする
▫️冷奴や卵は食べやすいのでおすすめ!
発熱した時におすすめの『副菜』
野菜をたっぷりいれたお味噌汁やスープは食べやすく、失われたビタミンを補給できるのでおすすめです。
発熱した時におすすめの『果物』
エネルギー源となる糖質とビタミンCが豊富な生の果物を食べると良いです。
すりおろしたリンゴやバナナなどおすすめ!
その他には「なし」は90%が水分なので、効率良くミネラルを吸収できるほか、高熱によって不足した体液を補う作用もあるのでおすすめです。
発熱した時に牛乳や乳製品は良いの?
牛乳やヨーグルトは良質なたんぱく質を補給できるためおすすめ!ただし下痢や嘔吐など胃腸が弱っているときは、胃腸の負担になるため避けた方が良いです。
まとめ
風邪をひかないために大切なのが、栄養と睡眠を十分に摂ることです!睡眠不足や栄養不足にならないように日々気をつけたいですね。
もし発熱した場合には、食欲に応じてしっかり栄養を摂り、たっぷり体を休めることが回復への近道になってくれると思います。
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