真鍮(しんちゅう)のお手入れ方法

ハンドメイド

 

アクセサリーの素材として人気のある『真鍮(しんちゅう)』。アンティークのような風合いで、使い込んでいくうちに色や質感が変わっていくところが魅力な素材です。

 

 

真鍮とは

銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことを言い、黄銅(こうどう、おうどう)とも呼ばれています。それぞれの割合や与える熱によって色が変わるため、様々な色が存在します。亜鉛の含有量が少ないと赤みが強く軟らかく、亜鉛の含有量が多いと金色に近く硬いという特徴があります。

*もっとも身近なものだと5円玉が真鍮になります。真鍮は腐食しにくく加工もしやすいので、昔から建築資材や家具、仏具などに使用されてきました。

 

真鍮とメッキの違い

メッキとは、鉄やアルミニウムなど値段の安い金属素材の表面にゴールドやシルバーなどを薄く塗って、あたかも本物の金や銀に見せかけたものです。

真鍮はコーティングされていない金属なのでメッキ素材とは異なりますが、メッキ素材のベース(芯になる部分)に使われることが多いです。

 

真鍮のお手入れ方法

真鍮は腐食しにくい素材ですが、空気に触れることで酸化し次第に黒っぽく変色していきます。使えば使うほど表面が酸化し、独特な味わいが出てくるのが魅力的なところでもあります!!しかし、酸化が進んで黒ずみが濃くなりすぎたり汗や水分によって「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる緑色の錆が出てくると、服や肌に色映りしてしまうことがあるので早めのお手入れが大事です。

毎日のお手入れ

真鍮は水分にとても弱い素材なので、汗や水分が付いたままにしておくと黒ずみや錆の原因になります。その為、アクセサリーを外した後は軟らかい布で優しく拭き、酸化防止のためジップロクの小袋などに入れて保管するのがオススメ✨

黒ずみ・サビ・緑青を取り除く方法

買った時の輝きを取り戻したい場合

1.普通の食用酢をお皿などの容器に入れ、その中に真鍮アクセサリーが全体に浸かるように入れる(汚れの具合をみて、2〜5分程度浸す)

2.お酢から取り出した真鍮をしっかり水ですすぎ、軟らかい布で隅々まで水気を取りながら磨く

アンティーク感を残しつつ頑固な錆や緑青を取り除く

1.重曹と水を2:1の比率でペースト状になるまで混ぜ合わせる

2.ペーストを真鍮に塗り、指や布で優しくこする(黒ずみが濃いところや凹凸部分を綺麗にしたい場合は、綿棒は歯ブラシを使い優しく磨くと良いです)

3.磨き終わったら水でしっかり流し、軟らかい布でしっかり水分を拭き取る

 

まとめ

今まで真鍮のアクセサリーは黒ずんできたり錆びてきたら終わりだと思っていました!! 実際もう無理かなと思いさようならしたことも何度かあります。。。

無知って怖い:(;゙゚’ω゚’):

もし黒ずみがひどくなったり錆がつき始めても、お手入れすることにより輝きを取り戻せたり、お手入れの仕方によって自分好みのアンティークな雰囲気を出せることが分かりました。

 

そして、どんなアクセサリーで共通して言えるのはアクセサリーを外したら柔らかい布で優しく拭くこと。この一手間を習慣づけて大切なアクセサリーを長持ちさせたいですね✨

 

 

 

 

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